地図検索のお手伝いをするブックマークレット(その2)


掲題のブックマークレットの現時点のバージョンで扱える緯度・経度の入力データの形式を「覚え書き」としてまとめてみた。
自分が忘れた時にに思い出し易くする為とデバッグ用のデータをWEBに置いておきたいから。


ついでに、豆知識として覚えておきたい事に、↓こんなのがある。
「緯度の1秒は、地上の距離の約30メートルに相当する。」
「経度の1秒は、地上の距離の約25メートルに相当する。(北緯36度付近≒筑波のあたり)」
これを確認するには国土地理院のページ測量計算(距離と方位角の計算)に行って実際に計算してみるのが一番手っ取り早いようだ。


なんでこんな話を引っ張り出したかってぇーと、
Mapion の経緯度の最小表現は、1/1000秒で地上の約3センチ
Google の経緯度の最小表現は、1/100秒で地上の約30センチ
MapFan の経緯度の最小表現は、1/10秒で地上の約3メートル

って事を頭の片隅にしまっておくと何か良いことあるかも?って話。

● 単純なテキスト処理で経緯度が判別できる形式

 つまり、手抜きして手軽にスクリプトができる割りに御利益のある形式 <−−− 現時点で実現出来てるのはコレだけ。

(1) Mapion のURLの形式

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 36/06/02.116
140/05/27.999

(2) WILLCOM の位置情報や Yahoo!, MapFan, goo, NAVITIME, livedoor 等のURLの形式

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 36.06.02.116
140.05.27.999

(3) POT ファイルの形式

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 36'06'02'116
140'05'27'999

(4) Google マップ の位置表示と位置検索入力の形式

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これまで、「Google マップ」 に位置情報を渡す場合、
↓こちらのように「度」を単位とする小数点数を指定していたが、
loc: 36.103775,140.087855 - Google マップ
↓こちらのように度分秒で指定もできるし、
loc: +36° 6' 13.589",+140° 5' 16.278" - Google マップ
画面に表示される↓こちらの形式も扱えると便利かもってわけ。

 36° 06' 13.589"
140° 05' 16.278"

ここで、
度と分の間のセパレータは、「° 」=全角の「°」+半角の「 」(スペース)
分と秒の間のセパレータは、「' 」=半角の「'」+半角の「 」(スペース)
小数点「.」は半角
「"」は半角


(5) 国土地理院の 「三角点・多角点情報表示」 の形式

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国土地理院のホームページにある基準点成果等閲覧サービスのから行ける「三角点・多角点情報表示」のページ、例えば三角点・多角点情報表示 基準点コード 5440-10-2701 一等三角点 筑波原点には、その地点の「正確な経緯度・住所・見取り図(点の記)」が3点セットになっていて自分の計算式(スクリプト)の正確さを判断するのに都合が良い。ので、このページのテキストデータを直接扱えると便利。

 36°6′13″.5892
140°5′16″.2780

ここで各セパレータ「°」、「′」、「″」は全角、「.」は半角。


小数点以下を省略すると(注:国土地理院のページには省略は無い)

 36°6′13″
140°5′16″

実は全角の算用数字も許容しているので、(注:国土地理院のページには全角は無い)

 36°6′13″
140°5′16″

(6) 国土地理院「Web版TKY2JGD」の形式

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国土地理院Web版TKY2JGDのページでは、日本測地系世界測地系測地系変換の計算が出来るので、このページの計算結果の表現形式を直接扱えると便利。
その形式が↓こちら。

 36°06′13.58920″
140°05′16.27800″

ここで各セパレータ「°」、「′」、「″」は全角、「.」は半角。

小数点以下を省略して全角の算用数字にすると(注:国土地理院のページには小数点以下の省略も全角も無い)

 36°06′13″
140°05′16″

(7) 漢字文書体形式

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 36度06分02.116秒
140度05分27.999秒
 36度06分02.116秒
140度05分27.999秒

小数点以下を省略すると

 36度06分02秒
140度05分27秒

(8) 漢字口語体形式

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 36度06分02秒116
140度05分27秒999
 36度06分02秒116
140度05分27秒999

小数点以下を省略して、分と秒の10の位の0を削る(ゼロサプレスする)と

 36度6分2秒
140度5分27秒

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● URLのパラメータを考慮して経緯度の判別を行う形式


気力体力知力があれば実現出来るかもしれないけれど、現時点では実装していない経緯度の判別の形式



dddmmss.ss…型 (ウオッちず、、、)
  dddmmss.ss…
DEG型 (GoogleMap、Mapion、ウオッちず、、、)
  単位が度の小数点つきの数字
SEC型 (ちず丸PC、ちず丸forWILLCOM、、、)
  単位が秒の小数点つきの数字
ミリSEC型 (京ぽんちず丸、、、)
  単位がミリ秒の整数


当然測地系の判別も行うのが理想だけど、予定は未定にしてなんとやら………。


やったとしても多分「泥縄式」で、悲惨なソースに………。